こんにちは!ケイタムです!
この記事では、未経験からWebマーケティング職への転職を考えている方へ向け、下記3点を解説します。
- Webマーケティングにプログラミングスキルは必要か
- Webマーケターに向いている人
- Webマーケティングの具体的な仕事内容
僕は新卒でECサイト運営会社に入社し、現在はWeb広告代理店にて、みなさん知っている大手企業の案件など中心にWebマーケターとして働いています。
分かりにくいWebマーケティング の仕事を、どのサイトよりも分かりやすく解説することを目指しています!
Webマーケティング職への転職にプログラミングスキルは必要か?
結論から言うと、なくて大丈夫です!
プログラミングスキルは「あったらいい」レベルです。未経験であれば、プログラミングスキルの有無によって採用時の評価が変わることも基本的にありません。
Excelスキルに置き換えて考えると分かりやすい
Webマーケティングとプログラミングスキルの関係は、Excelスキルに置き換えて考えると分かりやすいです。
例えばあなたがとあるコンビニの店長を任せられたとします。
毎月末に、売上を集計し本部に報告する必要があります。その際に高度なExcel関数を駆使して、半自動的に数値が集計されて報告レポートができあがる仕組みを作ったとしましょう。手作業で集計する手間がなくなり、効率アップですね。
もちろんそれ自体は良いことなのですが、そもそも店長という仕事のミッションとはExcelで数値集計を効率化するのではなく、店の売上を上げることですよね。
Webマーケティング職も同じです。集客力を高め売上を増やすことがミッション。なのでプログラミングスキルは「あったらいい」程度のスキルなのです。少なくとも未経験での採用においてプログラミングスキルは必要ありません。
とはいえプログラミングスキルがあれば活用できる場面もありますので、もしプログラミングに興味があるのであれば、Webマーケティング職へ転職した後で学ぶ形で十分でしょう。
Webマーケティング においてプログラミングスキルが生かせる場面
具体的には、サイトの構造に手を加えたい時や複雑なデータの集積において役にたちます。
たとえば「サイトのこの箇所を改善したらもっと使いやすくなって売上が上がりそうなのに」と考えた時や、「もっと複雑で高度なデータを使って分析したい」と思った時。
エンジニアでなくWebマーケター本人がコードをいじることが出来れば、手っとり早く、かつ意思疎通の齟齬も起きずに処理できます。
ただし、サイトとは会社の顔ですから、ほとんどの場合は専門のエンジニア部門が存在しておりWebマーケッターが勝手にサイトをいじることはありません。もし入力したコードが原因で表示エラーが起こったとしたら大損害になってしまいますので。
このように、社内外のエンジニアに依頼することが一般的なので、Webマーケターにとってプログラミングは「理解しておくと役立つかもしれない」レベルのものと認識しておきましょう。
Webマーケティング職に向いている人
Webマーケターには、プログラミングなど特定の「技術」というより、以下のような「性格」を持っていることが大事です。実際に面接で見られるのもこのポイントです。
- コミュニケーションが苦じゃない
- 商売に興味がある
- 数字が苦手じゃない
- 新しいことに好奇心が強い
- Webの将来性に魅力を感じる
①コミュニケーションが苦でないこと
Webマーケティング の仕事は頻繁に社内外の人とのコミュニケーションが発生します。
なぜかというと、関係する部門が多いからです。
たとえばWebマーケター の仕事内容は次のようなものがあります。
サイトの運用・改善/商品の販促戦略の立案/予算の社内調整/キャンペーン企画/広告配信/SNS運用/データ分析
当然これだけ多くの仕事を一人では出来ませんし、販促戦略は営業部署、広告配信やサイト改善などは専門性を持った人間に委託します。
そのため、そういった関係者との連携に密なコミュニケーションが必要となってくるのです。
求められるのは、お客様へ商品を販売するといったセールストーク力ではなく、チームを円滑に動かすためのコミュニケーションです。
ものを売るのは苦手、という人にはストレスの少ないコミュニケーションでしょう。
②「売上を上げること」に興味がある
Webマーケティングの仕事内容はプログラミングのように技術職ではなく、「戦略立案→実行→結果分析→改善策実施」(いわゆるPDCA)のプロセスを回し売上最大化を追い求めることが目的です。
どちらかというとモノづくりのエンジニアより営業職に近いイメージを持つと良いでしょう。
③数字に苦手意識がない
Webマーケターの仕事では、数値データの確認と分析を日常的に行います。
とはいえ、扱うのは簡単な算数レベルですので安心してください。
④⑤新しいことが好きな人、好奇心がある人
トレンドの移り変わりが激しく、次々と新しい技術やサービスが登場する業界です。
SNSやメディアを使って新しい知識や技術を知ることが好きな人にはピッタリでしょう。
Webマーケティング とプログラミングの違いを一言で
参考までにWebマーケティングとプログラミングの特徴を大きくまとめます。
Webマーケティング⇒データ収集と分析
プログラミング⇒モノづくり
本やWebメディアを読んだり、何かを分析したり、深く考えるのが好きな人にWebマーケティング職は向いていると思います。
もし「自分は職人や学者タイプだなぁ」という人には、プログラミングを使ったエンジニア職の方が向いているでしょう。
Webマーケティング職の具体的な仕事内容
それでは、Webマーケターとはどのような仕事をする人なのでしょか?
- 商品・サービスの販売戦略と目標の設定
- Webサイトの構築・改修
- SEO対策の実施
- キャンペーンなど企画
- 代理店との折衝
- ユーザー分析
- 広告展開
- 画像・動画制作
- SNS運用
以上が主なWebマーケターの仕事内容です。とても幅広いです。
次の記事で詳しく解説していますが、Webマーケティングの領域を図解すると「Webサイト運営、広告、SNS運用」の大きく3つの領域に分けられます。
ちなみに領域が広すぎるので、基本的に自社内で全て行っている会社は多くありません。
ではどうするかというと、代理店に外注します。
よくある例を説明【オンラインで化粧品を販売するメーカーの例】
・商品の開発 (高品質な化粧水)
・ターゲットの設定 (肌荒れが気になる40歳以上女性を狙おう)
・ゴール設定 (販売目標〇〇万本!)
・キャンペーン企画 (期間限定で初回購入は半額にしよう!)
・Webサイトの構築と改修 (デザインが優れて商品を購入しやすいサイトにしよう)
・SEO対策の実施 (「化粧水」での検索1ページ目に表示させよう)
ここまではメーカー側で行う領域。
・広告展開 (Google,Youtube,Instagram等の広告でユーザーに知ってもらおう)
・画像や動画の制作 (思わずクリックしたくなる画像を作ろう)
・SNSアカウントの運用 (Twitter,LINE,Instagram等で商品の良い評判を投稿してもらおう)
これらは広告代理店が行う場合が多いです。
大企業になると「Webサイトの構築と改修」と「SEO対策の実施」といったサイト運営の領域も外注したりします。そうなるとメーカーは指揮官のような役割になります。
この点は会社によって業務領域はまちまちなので、転職活動を行う際は求人票をじっくり読んだ方が良いです。
また、Webマーケティング全般としてはデータ収集・分析スキルが求められますが、担当する領域によって専門知識が必要になります。
- サイト運営⇒見やすいサイト作り、検索上位に上げるSEO対策
- 広告運用⇒効果的な広告運用
- SNSアカウント運用⇒ユーザーに反応してもらいやすい運用
- 全体の指揮⇒コミュニケーション力・調整力
これらのスキルを全て兼ね備えている人は稀で、いずれかの領域に専門性を持っている人材がチームを組んで一つのマーケティングに当たります。
これからWebマーケティング職に転職しようとする場合、どれかに特化して専門性を持つか、あるいはオールマイティに全体が見れる人材になりたいかをしっかり考え、それを実現できる会社に入るのもポイントです。
転職した後で「SEOやりたかったのに、広告畑にきちゃった…」と後悔することのないようにしましょう!
まとめ
この記事のおさらいです。
- プログラミングスキルは不要
就職してから学ぶ形で十分 - マーケティング職に向いている人
・コミュニケーションが苦じゃない
・商売に興味がある
・数字が苦手じゃない
・新しいことに好奇心が強い
・Webの将来性に魅力を感じる - Webマーケターの仕事内容
・商品・サービスの販売戦略と目標の設定
・Webサイトの構築・改修
・SEO対策の実施
・キャンペーンなど企画
・代理店との折衝
・データ分析
・広告展開
・画像・動画制作
・SNS運用
それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!