こんにちは!kei_tamです!
このブログでは主に英語を学習する社会人のみなさんへ向け、英語学習に役立つ情報発信をしています。
そう思っている方へ、
「どんな内容なの?」
「どんな人におすすめ?」
「うまい使い方は?」
以上のようなことが分かる記事になっています。
僕自身、15年くらい英語の勉強をしてきた中で一番優れた英語教材だと思ったのがこのNHKラジオ講座です。
NHKゴガク講座をおすすめする理由はこんな感じです。
- 英会話に必要なすべてのインプットがカバーできる
音読、リスニング、英作文、フレーズ学習、語彙力、イントネーションなど英会話に必要なトレーニングがオールインワン! - コスパ最強
テキストは1ヶ月につき1冊で500円以下!もちろん放送は無料です。 - 学習を続けやすい
定期配信なので学習ペースを保ちやすい。英語上達のカギは「継続」です。 - テキストが薄い
1回の放送は5〜15分と短い。またテキストが薄いので勉強に向かう心理的負担が軽い。 - どんなレベルでもOK
中学英語からビジネス英語まで、どんなレベルの学習者にも対応できる13講座が用意されている。 - 聞き逃しても大丈夫
実は放送日に縛られる必要がありません。「NHKゴガク」というアプリを使えば過去一週間分の放送が、HPでは放送日から約2ヶ月間がいつでも聴き放題。どうしても過去の放送を聴きたければ音声をCDまたはダウンロードもあり。 - 教材としての質が異常に高い
なんと初回放送は1926年という長きに渡り続いてきたNHK語学講座だからこその高いクオリティ。講師にも『一億人の英文法』の著者である大西 泰斗さんや『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』のスティーブ・ソレイシィさん、関根麻里さんなど有名な方々が名前を連ねます。
それでは『高校生からはじめる 現代英語』の内容に入っていきます!
目次
NHKラジオ『高校生からはじめる 現代英語』の始め方
はじめに、基本情報です。
- 対象のレベル:中級
受験英語を経験し、基本的な文法や単語力は持っている、でも英語のニュース音声を聞いて内容を理解するのは難しい、と感じる人にぴったり。
番組タイトルに「高校生からはじめる」とありますが、社会人向けです。 - プログラムの目標:実際の英語ニュースを素材に、世界で使える英語を身につける
実際に放送された英語ニュースのスクリプトを編集した文を使って勉強するので、生きた英語です。 - 配信:NHKラジオ第2 週2回 / 1回15分
- 放送日:
木・金曜 午前10:00~10:15
再放送: 土・日曜 午後0:40~0:55
再放送: 土曜 午後4:30~5:00(2回分)
再放送: 日曜 午前10:00~10:30(2回分)
再放送: 木・金曜 午後3:45~4:00 - 魅力:「聞く・読む・話す・書く」すべての力がまんべんなく身につく
- 公式HP
『高校生からはじめる 現代英語』公式HP - テキストの購入場所
全国の書店、AmazonKindleなど電子書籍
『高校生からはじめる 現代英語』はどんな内容?
NHKの国際放送「NHKワールドJAPAN」にて実際に放送されたニューススクリプトを学習教材として編集。
一週2回がワンセットになっていて、1日目はスクリプトの解説で理解力を鍛え、2日目は「反訳トレーニング」と呼ばれる日本語→英語への英作文により発信力を鍛えるという内容。
この「反訳トレーニング」が他のNHK講座と比べた一番の特徴。
ニュースを題材にする、というと「読む・聞く」力を鍛えるイメージがありますが、この反訳トレーニングによって「話す・書く」力も同時に鍛えられるという効率的な学習法になっています。画期的!
1週間2回の放送の内容は次のような感じです。
- 文章の読み上げ
例:「オーストラリアの森林火災が住民とコアラを脅かす」というニュース - 一文ずつ丁寧に日本語訳と語いや文法の解説
- その日の内容に関連した知っておくべき英語知識の紹介
- 文章の読み上げ
例:「オーストラリアの森林火災が住民とコアラを脅かす」というニュース - 反訳トレーニング
文章から抜き出した文を使い、読み上げられる日本語を英語に訳す。
一つの文を3~4語くらいのパーツに分解して訳し、最後に繋げて一文を英語に訳すので着実に力が身につきます。 - その日の重要語句を使った例文の英作文(応用トレーニング)
取り上げられるニュースは、日本でも普段のニュース番組で取り上げられる海外ニュースが中心です。
背景知識を持っている状態で学習に臨めるので、「何を言っているのかまったく分からない!」という状態にならずに取り組めます。
なので、英語中級者にはぴったりな講座だと思います。
こんな人におすすめ
『高校生からはじめる 現代英語』は次のような人におすすめです。
- 一つの教材で「聞く・読む・話す・書く」すべてを同時に学習したい人
- 英語ニュースを聴いて理解できるようになりたい人
- 自分の思いや考えを英語で発信する力をつけたい人
どうやって聴ける?
放送を聴く手段には次の5つがあります。
たくさんの手段が用意されているので、自分にあった聴き方を選びましょう。
- ラジオの生放送
- ラジオアプリ
NHKラジオ公式アプリの「らじる★らじる」
他の民放ラジオも聴ける「radiko」
の2つが代表的です。 - NHK語学講座アプリ「NHKゴガク」
こちらのNHK公式の語学講座専用のアプリで、前週分の放送が7日間のあいだいつでも聴けます。 - CD/音声ファイル
CD付きテキストが1ヶ月分1,752円。
音声ファイルは「音声ダウンロードチケット」というものを購入する形で、1講座1ヶ月分が990円です。
NHK出版HP
『高校生からはじめる 現代英語』のお役立ち情報
最後に、『高校生からはじめる 現代英語』に関して役立つ使い方をお伝えします。
放送を聴かずにテキストだけ使いリーディング・ライティング学習するのもアリ
先ほど紹介した「反訳トレーニング」と呼ばれる日本語→英訳のトレーニング、これは英語の発信力を鍛えるトレーニングです。
もちろんスピーキング力を鍛えるのにも有効なのですが、ニュース文を題材にするという講座の特徴から、どちらかというとライティング力を鍛えるのに向いているかなという印象です。
キャスターが読むニュースの文と実際の英会話で話される内容はやはり違いますからね。
そしてライティング力の向上が目的なのであれば、正直放送は聴かなくてもいいです。
テキストの内容の非常に作り込まれていて質が高いので、自分のペースでライティングの教材として使うのもありかなと思います。
英語学習というと「英会話」をゴールにしがちですが、たとえば実際のビジネスの現場では今はメールでのやりとりの方が多いです。
なので「英語を書ける」というのはかなり価値のあるスキルだと思います。
ニュースが題材はつまらない、と感じる人は『遠山顕の英会話楽習』の方がおすすめ
この講座でネックになるのは「ニュースの文章を楽しめるかどうか」です。
せっかく英語というコミュニケーションツールを学ぼうとしているからには、自分に合った教材、楽しいと思えるもの、を選ぶべきです。
受験勉強の感覚で「つまらないけど効果が高いと言われている教材」を安易に選んでしまうと飽きて挫折してしまう可能性大です。
なのでニュースをつまらないと感じる人はこの講座は避けた方が良いかもしれません。
もちろん「面白くないけど、これを続ければ英語上達する確信がある」と実感として感じられるのであれば、それが続けるモチベーションになるのでやる価値はあります。
一度アプリなどで放送を聴いてみるのをおすすめします。
「つまらないないかも」と感じた人は、同じようなレベルの『遠山顕の英会話楽習』という番組があるのでそちらが向いているかもしれません。
こちらはより現実の英会話に近い内容のストーリーを使って学習していきます。ただし、「英会話」なのでスピーキング力を鍛えたい人向けですので、そこだけご注意を。
ストーリーを英作文すれば本格的なライティングの勉強になる
やる気のある人は、課題文をまるまる英作文すると良いでしょう。
かなり本格的なライティング力が身につくはずです。
海外向けのブログなど、文章で何か発信したいと思っている人におすすめです。
おわりに
以上、『高校生からはじめる 現代英語』についてお伝えしました。
NHKラジオ英語講座は「英会話」にフォーカスしたものがほとんどなのですが、この『高校生からはじめる 現代英語』は珍しく、これ一つでバランスよく英語力を鍛えられる番組です。
ただ放送が週2回だけなので、この番組だけを使って英語を学習しようとするとボリューム不足。
逆に他の英語学習と組み合わせて続ければ、かなり良い勉強になるんじゃないかと思います!
それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!
NHKラジオの『高校生からはじめる 現代英語』でビジネス英語を勉強しようかな!