こんにちは!kei_tamです!
今回のテーマは、
「英語の歌詞を読んでハッとした洋楽」です。
普段何気なく聴いていた曲が、
ちゃんと歌詞を聴いてみたら心に残るフレーズがあって「ハッとした」「スッと引き込まれた」という経験はありませんか?
特に洋楽だとただ曲を聴いただけで歌詞は聴き取れないので、歌詞カードをちゃんと見てかつ英語を理解しないといけないのでハードルが高いです。
でも息を切らして登った丘からの景色が素晴らしいように、
ハードルが高いからこそ、素敵だなと思える歌詞に出会えるものです!
それでは僕が感じた素敵な歌詞の曲、紹介したいと思います。
目次
歌詞の英語の意味を知ってハッとする洋楽
everything i wanted – Billie Eilish
ビリー・アイリッシュと彼女の兄で作曲やパフォーマンスを共にするフィネアスとの関係を歌った曲。
I had a dream
everything i wanted – Billie Eilish
I got everything I wanted
[…]
Thought I could fly
So I stepped off the Golden
ここでいう”Golden”とはゴールデン・ゲート・ブリッジのこと。「橋から飛び降りたけれど、周りの人は気づかないふりをしていた」というイメージは実際に彼女が夢に見たシーンだったそう。
“bad guy”などヒット曲が収録されたデビューアルバム”WHEN WE ALL FALL ASLEEP,WHERE DO WE GO?”リリース後の最初のシングルとなったこの曲。
人気に火がつき多くのファンがついたものの、一方で急激に売れたことによる生活の変化、不安も同じくらい大きかったことでしょう。「ファンのみんなは本当に自分を好きでいてくれているのだろうか?本当に?」そんな思いが彼女に夢を見させたのかもしれません。
様々な声がネット上に錯綜します。不安にも駆られます。それでもたしかに信頼を寄せることができて、いつでも自分の味方でいてくれる存在、それが兄フィネアス。
本当の意味で大切な人間関係の形で何だろう?というのを考えさせられる曲です。
The Night – Avicii
歌を担当しているNicholas Furlongが持ち寄ったアイディアを元にAviciiと共同で制作した曲だそうです。
そのアイディアとは、アイルランドのバーに立ち寄った彼の耳に入ってきたアイリッシュ・フォークソングの音楽を現代的なロックに取り入れるというもの。
He said, one day you’ll leave this world behind
The Night – Avicii
So live a life you will remember
My father told me when I was just a child
These are the nights that never die
子どもの頃に父が言った心に残る言葉について歌った歌詞。
誰だっていつかはこの世に別れを告げるけれど、消えることのない思い出の夜がある。
そんな情緒的な歌詞がEDMのサウンドに乗って不思議とマッチするのは、フォークソングのテイストが含まれているからなんですね。
カラッとしたアッパーな曲調と切ない歌詞の組み合わせが印象に残る一曲です。
Karma Police – Radiohead
Karma(業)Police(警察)というタイトルがまず意味を考えさせられますね。
”業”とは「自業自得」の”業”で、「人がなす行為」といった意味です。または人の運命や制約といった意味もあります。
ただ本人たちが言うには全くシリアスな意味ではなくて、ユーモアを散りばめた曲なのだそう。
Karma police, arrest this girl
Karma Police – Radiohead
Her Hitler hairdo is making me feel ill
And we have crashed her party
歌詞の一つの側面としては、会社勤めの人が抱えるストレスについて歌ったものなのだそうです。上司がセクハラまがいの言いがかりで女性をからかってパーティーをめちゃくちゃにしてしまうような。
ただそういった表面的な意味ばかりではありません。
This is what you’ll get
Karma Police – Radiohead
This is what you’ll get
When you mess with us
それが自分に返ってくるという歌詞は深いですね。
もしかしたら、自分のこと、あなたのことを言われているのかもしれません。
考えれば考えるほど、新しい意味が見えてくるような不思議な雰囲気のある曲です。
See You Again – Wiz Kalifa feat. Charlie Puth
2015年公開の映画”Furious 7”(邦題『ワイルド・スピード SKY MISSION』)のサントラとして作られた曲。同シリーズに出演し、2013年にバイク事故で命を落としたPaul Walker へ捧げる歌詞となっています。
It’s been a long day without you, my friend
See You Again – Wiz Kalifa feat. Charlie Puth
And I’ll tell you all about it when I see you again
もう亡くなってしまった友人へ「また会えた時に」と語りかける一節は心に残りますね。
チャーリー・プースの綺麗な歌声とウィズ・カリファのラップが交互に繰り返され、最後は切なく”see you again”で締めくくられる展開も素敵ですね。
ガンガンにギターを歪ませるハードロックバンドのバラードが感動的だったり、先ほど紹介したAviciiのThe Nightもそうですが、どこかギャップのある曲の方が、人と感動させようと狙って作られたしめやかな曲より響くと思うのは僕だけでしょうか?
Sunday Morning – The Velvet Underground
ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビューアルバムの1曲目。曲名の通り晴れた日曜日の、しかも早朝を思わせるキラキラしたサウンド。
しかし、ただすがすがしい気持ちを歌って終わりでなく、ひとクセがあるのがこのバンド。
Watch out, the world’s behind you
Sunday Morning – The Velvet Underground
There’s always someone around you who will call
It’s nothing at all
この部分はプロデューサーであったアンディ・ウォーホルの「妄想について歌った曲にしたらどうだ」という意見を取り入れて書いた歌詞だそう。
「世界はきみを見ていて、何かあれば誰かがかまってくれる」とは究極の妄想、つきつめた自意識過剰な状態を指している。
アンディ・ウォーホルは彼らのアルバムのジャケット画やマリリン・モンローのポップアート作品で有名なコンテンポラリー・アートの巨匠。独特な感性を持っていたいたのですね。
ボーカルでメインソングライターのルー・リードは彼のアトリエ兼サロン「ザ・ファクトリー」に入り浸る若者でした。特に働くでもなく、そうやってアートにどっぷり浸かるというのは60年代らしい時代感ですね。
以上、歌詞にハッとさせられる洋楽の曲でした!
それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!