こんにちは!kei_tamです!
このブログでは主に英語を学習する社会人のみなさんへ向け、英語学習に役立つ情報発信をしています。
今回は、「英語ができると年収にどれだけ影響するのか」を調べてみました。
TOEICと年収の関係性
まずはじめにTOEICスコアと年収の関係性についてです。
転職サービス大手のdodaが2013年12月に発表した「平均年収/生涯賃金データ2013」によると、
400点〜600点台はほぼ差が見られず、
700点以上になり上昇傾向が見られはじめ、
800点以上になると明確な相関関係が見られる
という調査結果が出ています。
特筆すべきは、スコアなし層が平均年収の446万円を下回っている点。
TOEICを受ける必要がないと感じている人の年収が平均を下回るということは、
「そもそもテストで良い点をとって成長しようという意思があるかどうか」
で年収に差が生まれることを示しています。
なお、この相関関数はあくまで結果ですが、
やはり目指すのであれば800点以上と言えそうです。
英語力が「ビジネスレベル」以上とそうでない人の年収差
続いてバイリンガルに特化した就職・転職サービスを展開するDaijob.comの調査より、
TOEICスコアに関係なく、
英語力がビジネスレベル以上の人を対象にした年収調査結果を見てみます。
興味深いのは、
20代と30代の時点では差はあるものの大きな差ではなく、
40代以上になると歴然とした差が見られる結果となっている点。
また、男性と比べて女性の英語力による年収格差が大きい点。
会社の中である程度の責任を負う立場になった時に、
英語力が年収と相関性を帯びるということでしょう。
また女性に関しては明確に、
一定レベルの英語力があることでキャリアに差が生まれる事実が見て取れますね。
英語レベル別の年収差
最後に、英語レベル別にどれだけ年収に差があるのかを見てみましょう。
エンワールド・ジャパン株式会社による2020年の調査結果によると、
英語レベル「上級」の人では、年収1,000万円以上が約60%という結果。
逆に「初級」では年収1,000万円以上が約10%と、大きな差が生じています。
英語力が「ビジネスレベル」以上か「中級レベル」以下かにより、
年収1000万円以上の割合に大きな差が見られます。
年収アップを目的に英語を勉強するのであれば、
初めからビジネスレベル以上を目標にセットすべきと言えるでしょう。
先ほどの調査結果も踏まえると、
40代に入る際にビジネスレベルの英語力があると年収がグッと上がると言えそうです。
もちろんIT系であれば若くとも責任あるポジションにつく機会も多かったりと、
業界により事情は異なるとは思いますが、一つの目安にはなりそうです。
では、英語レベルが「ビジネスレベル」か「中級レベル」かの線引きはどこにあるでしょうか?
同じ調査おける「仕事のどの様なシーンで英語を使用しますか。(複数回答可)」という質問に対する回答結果が以下です。
英語力が「ビジネスレベル」以上の人では、
「電話対応」や「社内会議」など人との対話が必要な業務の割合が、それ以下より高いです。
「中級レベル」で過半数を上回ったのは、「Eメール」や「レポート・資料作成」となっており、読み書きが中心であることが見て取れます。
英語力が「ビジネスレベル」か「中級レベル」かの分岐点は、
「対人コミュニケーションが取れるかどうか」であると明確に言える結果となっています。
- 収入との相関性が見られはじめるTOEICスコアは700点以上。
- ビジネスレベルの英語力があると特に40代以上で大きな年収差が生じている
- 特に女性において英語力による年収差が顕著に見られる
- 英語力が「ビジネスレベル」以上か「中級レベル」以下かにより、年収1000万円の割合に大きな差が見られる。
- 英語力が「ビジネスレベル」か「中級レベル」かを分けるポイントは「対人コミュニケーションが取れるかどうか」
それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!