HSPがコミュ力にどう影響するか【5分で読めるHSPコラム】

こんにちは、ケイタムです!

今日はHSPとコミュ力の関係についてのコラムです。
実体験を元に「コミュ力」にコンプレックスを感じている人へ、気持ちが楽になる気づきを与えられたらと思い書きました。

コミュ力の高い人=お笑い芸人?

『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』という本の中で、ひきこもり治療の専門家である精神科医の齋藤 環さんは次のように語っています。

いま、子供達の世界でコミュ力と言うと「空気を読んで、人をいじって、笑いを取れる」ことを意味しています。つまり、お笑い芸人がロールモデルになっている。

僕はこの一節を読んで、すごく腑に落ちる思いがありました。
思い返せば、学生の頃に手に入れたかった「コミュ力」って『人をいじって、面白いことを言えて、クラスの中で一目おかれる人間になるためのスキル』だったなぁと。

「笑い」とは、人を「落とす」時に生まれるものだと僕は思っています。
つまり漫才なら、ボケ担当の人がおかしな言動や行動をとったりして、それをツッコミ担当が「おかしいだろ!」と「落とす」ことで笑いが起きる。
自虐ネタや下ネタの場合は、他人ではなく自分自身を「落とす」ことで周りに笑いを起こす。

中学校や高校でスクールカーストの上位にいる人(特に男子)は、人をいじったりツッコミを入れて他の人を落とす。すると相対的に自分が目立って、目立つから人気者になる。

こういう仕組みじゃないかなと思う。

僕は逆に目立たない生徒だったから、輪の中心でみんなから人気を集める人たちに憧れてた。やっぱりクラスという閉じたカーストの中で上位にいることは人間的に魅力がある証拠だと思ったし、それにボッチは寂しかったから。

そして会話術とかの本もたくさん読んで試してきました。
そういった類の本に書かれているコミュニケーションの秘訣は、大体が「聞き上手になること」。

でもそれはビジネスとか、1対1や少人数のコミュニケーションで威力を発揮するものではあるけれど、大人数の中でどう立ち回るかについてのコミュニケーション術ではなかった。
僕が欲しかったのは、クラスの中で目立つための「コミュ力」だった。

コミュ力が高い人は共感力が低い

前の引用文には続きがあります。

注意しなくてはいけないのは、コミュ力が高いことは、必ずしも共感力が高いことを意味しないんです。[中略]共感力が高い人は弱者にも共感するので、「いじって笑い者にする」ことができなくなるんです。そういう躊躇がない人が、徹底的に他人をいじり続けて笑いを取り、カースト最上位に君臨するのはわかりやすい。つまり、彼らはコミュ力は高いけれど、共感力は低い。

これを読んで、なぜ自分がコミュ力の高い人間になれなかったのか理解できた。

自分は典型的なHSPで共感力が高い人間だった。だから人をいじることができなくて、だから「コミュ力」を高めることができなかった。

だっていじる相手の気持ちを考えたら、人を(一時的にでも)嫌な気持ちにさせる行為なんてできなかったから。 HSPという気質を持って生まれた自分はそもそもスクールカーストにおける「コミュ力が高い人間」にはなれっこなかったのだ。

それとこの文章はもう一つ発見がある。
それは、いくら「コミュ力」が高い人でも、人の信頼を勝ち取れているとは限らないということ。コミュ力が高い人は輪の中心にいるから当然、人望があって勝ち組だと思っていたけれど、そうではないのだという。

これは自分にとってちょっと希望だった。

学校という閉じた空間で、井の中の蛙になってしまう苦しさ

どう頑張っても「コミュ力が高い人間」にはなれなかったのに、それでも昔の僕がコミュ力にこだわっていた理由は、学校という閉じた空間の中にいたからだと思う。

学校という社会で生きる限り、そのカーストの上位者が勝ち組であって、下位者は負け組という価値観が染み付いていた。完全に学校という世界の常識に染まって井の中の蛙になっていたのだ。

だからもしあなたが今、昔の僕と同じように「コミュ力」が原因で悩んでいるのなら「それは狭い世界の価値観なんだよ」と伝えてあげたい。

社会に出ると世界が一気に広がり、今度は「コミュ力」に加えて、1対1や少人数のコミュニケーションが成功する鍵になってくる。そうなると共感力の高い「聞き上手」が生きるHSPが活躍できるフィールドがある。

そうなると、一気に希望が湧いてくる。

社会に出なくても、たとえばTwitterはSNSの中でもオープンで、リアルで人脈が広い人でなくても学校にはいない色々な人の考え方に触れることができ交流することもできるからオススメだ。

HSPの人は共感力が高い。それはまぎれもない強みである

HSPの共感力の強さは、環境によっては弱みになってしまうけれど、環境を変えれば強みになる。大事なのは、自分を変えようとすることではなくて、自分にとって生き生きとしていられる環境を見つけること。

一旦そうした環境を見つけることができれば、自信がつく。自信がつけば、もう「コミュ力が高い人たち」を前にしても堂々としていられる。

お笑い芸人の話からはだいぶ逸れてしまったけれど、他人を落とさなくても良好な関係が築ける場所を探してみて欲しい。
昔の自分にもし会えるのなら、そう伝えてあげたい。

ABOUT US

ケイタム
1990年2月生まれ みずがめ座 経歴:早稲田大学→音響系EC会社の海外調達部署→Web広告代理店にて広告運用 趣味:音楽、競馬、読書、カメラ、アウトドア、ラーメン屋めぐり 好きなアーティスト:スピッツ/King Gnu/サザンオールスターズ/Fishmans/きゃりーぱみゅぱみゅ/The Beatles/Jamiroquai/Two Door Cinema Club/Oasis/Friendly Fires/Foster the People/Grouplove/ワインレッドの心 好きな馬:キセキ