『発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本』

こんにちは!kei_tamです!

「自分、大人の発達障害かも…」
「どういう特徴があったら発達障害だと言えるんだろう」
「どうやったらこの生きづらさを改善できるんだろう」

こうした悩みを抱える人にぜひおすすめしたい本『発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本』を紹介します。

ADHDやアスペルガーについて扱った本は続々と出版されていますが、この本は次の3つの点で特徴的です。

①医師や大学教授ではなく、自閉症やアスペルガーなど重度の発達障害を克服した当事者としての経験を持つ吉濱ツトムさんが著者。

②シチュエーション別に、定型発達の人の場合/発達障害の人の場合と思考パターンを比較でき、さらに改善方法まで書かれている

③発達障害の当事者/グレーゾーン/発達障害の方と関わりがある人など、すべてのレベルの人に役に立つ知識。


「自分は大人の発達障害なのかも」と感じている方であればきっと共感できる内容が多くあるはず。
その時どうすれば状況を改善できるのかヒントも得られます。

「子どもが発達障害なのかも」と感じている親御さんであれば、子どもに対する理解を深め、良い関係を築くためのヒントが得られるはずです。

また、発達障害の傾向がなくとも自己肯定感が低かったり、コミュ障だったりといった悩みを抱える人が読んでも役立つ内容となっています。

『発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本』内容紹介

本書は4ページで1セットの構成になっています。

「見た目の雰囲気」「こだわり」「雑談」「学校や職場での食事時間」「恋愛・夫婦関係」など、シチュエーションごとに発達障害を持つ人がどういった言動を取るかについて見開き1ページで解説。
次の見開き1ページでその場合の改善策について説明、という形です。

合計43個のシチュエーションについて解説されています。
ここでは、いくつかのシチュエーションを取り上げてみましょう。

子ども時代の「なんか人とは違う」

発達障害の人は、子ども時代から「みんなが熱中することに興味を持てない」「自分だけしょっちゅう怒られる」「自分が興味を持っていることが理解されない」「なぜ他人のペースについていけないんだろう」など、何となく違和感を感じていることが多いようです。

集団の中で浮かないように、自分を殺して周りに合わせようとする人も多いのですが、生活自体がストレスの高いものになり、ときには心身が疲れきって、うつなどの病気になることもあります。

症状をやわらげるためには

自分が「ちょっと好きなこと・もの」から、「とても好きなこと・もの」まで、50~100個ほどの「好きなこと・もの」をリストアップします。[…]これをスマホのメモ帳に入れておりたり、紙に書いてパウチしたものを持っておいて、ストレスを感じたなと思ったら、それを眺めて、そのときにできることを実行します。

劣等感と優越感

発達障害の人は、幼いころから集団になじめなくて疎外感を感じていたり、失敗を繰り返して怒られ、劣等感・優越感を深くしている傾向があります。[…]自分の能力や環境を必要以上にひけらかし、優位に立ちたがる過剰な優越感も、実は劣等感の裏返し。どちらも、自分に自信が持てないことから発生する心の動きで、発達障害を持つ人には比較的多く見られます。

症状をやわらげるためには

過去の体験は、現在は体験できないことであり、「幻想」にすぎません。彼は、その幻想にすぎないかこをひたすら想像し続け、頭の中で実体化させているだけなのです。その不毛さに気づいてもらい、過去とは違い、現在は経験も知識も得て成長していることを、彼の仕事の成果などを提示して論理的に理解してもらいました。

人のうれしさ、悲しさに共感できない

定型発達の人とは異なるものの考え方、捉え方をするのが発達障害の人の特性です。みんなが笑っている場面でも、ひとりぽつんとしていたり、逆に誰も笑わないところで大笑いしてしまうことも。「笑いのツボが違うよね」などと言われてしまうこともあります。

症状をやわらげるためには

悲しい顔をした人がいれば、その顔マネをすればいいのです。同様に、誰かがうれしい顔をしていれば、そのマネをするだけ。こうすることで、共感する力がつくそうです。

雑談

発達障害の人は、共感する力が弱いこともあって、そもそも相手の話に興味を持つことが困難です。また、自分のことを話したいという欲求も低いため、会話のネタがありません。さらに定型発達の人とは考え方のフレームが異なるので、相手の冗談に気づかず、タイミングを合わせて笑うということがしづらい傾向にあります。それでも、相手の気まずい雰囲気は感じ取ってしまうので、さらに不安や疲労を覚えるのです。

症状をやわらげるためには

雑談は自分から話しかけるものと思い込んでいますが、実は「聞くフリ」をしているだけで、相手は勝手に「この人話しやすい、いい人」と思ってくれるものなのです。

恋人といるより、ひとりでいるのが好き

発達障害の人は、男女ともに相手を好きだと思っているにもかかわらず、少しでも自分のペースを乱されると、ついイライラしてしまいます。しかも、自分の気持ちを隠すことが苦手なので、そのイライラを相手にぶつけてしまい、ケンカになることもよくあります。

症状をやわらげるためには

発達障害の人の場合、目的のない行動をすることに我慢ができない傾向があるため、恋人とデートをすることで、生産性が上がる、知的欲求が満たせる、趣味を楽しめるなどの目的を達せられる関係を気づくことが重要です。

ここでは本の内容のごくごく一部だけを抜粋しました。
もしこれらの中にすでに共感できることがあれば、役に立つことは間違いなしです!

発達障害について調べたことがある人はご存知かと思うのですが、症状のあらわれ方というのは実に人それぞれで、たとえば「ADHDの特徴はこれ!」とリストアップされたとしても、そのすべてに該当する人はほとんどいないそうです。

なので、紹介されている事例に当てはまらないものがあったとしても「やっぱり自分は発達障害ではないのかな」と考えるのは早いです。

たとえ共感できるシチュエーションが数個だけだったとしても、些細なつまづきから大きく自己肯定感を損なっているケースは多々あるそうです。
少しでも希望を持って生活を送れるように、知識を身につけていきましょう。

おわりに

以上、『発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本』の紹介でした。

先ほども少しお伝えした通り、発達障害の症状というのは人により大きな個人差があります。
その症状はグラデーション状と言われており、つまり色が濃い=症状の重い人もいれば、色が透明に近い=症状の軽い人もいる。そしてその中間にも連続的に症状を持つ人が広がっているという形です。
また色の濃さだけでなく、症状のカラーも人それぞれです。

なのでこの本にすべての解決策を求めることはできません。

ただ、少なくとも「自分は人と違うな」とうすうす感じていたことが言語化されるだけでも、改善に向けたきっかけになるはずです。

発達障害に完全な解決はありません、あくまで改善があるだけです。
たとえ薬を服用したとしても、対処療法に過ぎないのです。

改善が上手くいって負担を軽くした先で、では自分がどう生きていくか。
それはあなた次第です。

それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!

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ケイタム
1990年2月生まれ みずがめ座 経歴:早稲田大学→音響系EC会社の海外調達部署→Web広告代理店にて広告運用 趣味:音楽、競馬、読書、カメラ、アウトドア、ラーメン屋めぐり 好きなアーティスト:スピッツ/King Gnu/サザンオールスターズ/Fishmans/きゃりーぱみゅぱみゅ/The Beatles/Jamiroquai/Two Door Cinema Club/Oasis/Friendly Fires/Foster the People/Grouplove/ワインレッドの心 好きな馬:キセキ