こんにちは!kei_tamです!
こんな疑問に答えたいと思います。
僕自身もグレーゾーンの発達障害を抱え、子どもの頃から人間関係が大の苦手。
学生時代はできるだけ人との関わりを避けたいと思って生きてきたコミュ障でした。
これまでコンビニやカフェ、イベントスタッフや飲食店のキッチンなど様々なバイトを経験してきて、社会人となった今だから思う「このバイトをやって良かった」というお話をしたいと思います。
単に「コミュ障の人にとってやりやすいバイト」ではなく、将来的な視点も踏まえてこれがおすすめというのを伝えられたらと思います。
目次
元コミュ障がおすすめするバイトの選び方
単にコミュ障といっても、程度によって差があるかと思います。
重度=「人と関わるのが本当にストレス。学校も休みがち」
軽度=「人前や大人数のなかで話すのは苦手だけど、一対一ならまだいける」
重度「人と会うこと自体が大きなストレス」な引きこもりタイプ
もしかするとADHDやアスペルガーのような発達障害的な症状があるかもしれません。
このようなタイプの人は、無理しないことを先決すべきだと思います。
心的ストレスが蓄積することで心にも体にも負担が掛かってしまい、より悪化してしまう可能性があります。
背伸びして「頑張ろう」とすることで上手くいかない現実を次々と突きつけられ「できない自分」を目の当たりにし、自信を失っていくことは将来を見通してもマイナスです。
その場合「やりたいこと」より「自分に向いていること」を軸にバイトを探した方が、ストレスが少なく自分らしくいられます。
直接人と関わらない裏方の仕事
軽作業/データ入力/スーパーの品出し/キッチンスタッフ など
タウンワークやマイナビバイトなど大手サービスに掲載されているのは以上のような一般的なバイトですが、それ以外にもHPや店頭貼り紙などを通して募集しているお店や会社はたくさんあります。
そういった中から、自分の興味や好きなことに関わるちょっと特殊なバイトを探すことも良いですね!
引きこもりタイプの人は、自分の好きなことに関してはかなりやる気を持って取り組める人が多いので。
軽度「人前や大人数で話すのが苦手」なタイプの人
この記事を読んでくださっている人の多くはこちらかなと思います。
僕もこちらのタイプでした。
授業や飲み会など人前や大人数のなかで話すのは苦手だけど、一対一の会話ならけっこういける、というタイプの人です。
こちらはコミュニケーションの経験不足や自信のなさが原因で「自分はコミュ障だ」という自覚が生まれているパターン。コツを掴んで場数を踏みさえすれば、いくらでもコミュ障を改善できます。
なのでおすすめは、
自分にとって少しチャレンジングだけどコミュ障の改善にも繋がるバイト
です。
マニュアルのある「接客業」
コンビニ/カフェ/飲食店/受付事務/家庭教師など
「接客業」と聞くとエッ!と思うかもしれませんが、チェーン店などであればマニュアルに従って対応すれば良いので、想像する以上に心的なストレスは少ないです。
イレギュラーな対応を迫られる場面もあると思いますが、その時は先輩や社員の方を頼れば大丈夫です。
そもそもバイトであれば、責任ある対応ができる立場だとはお客さんの方も思っていないので。
マニュアルのある接客業をおすすめする理由
コミュ力に自信がないのに、なぜ接客がおすすめなのか?
理由は3つです。
- マニュアルに沿って対応すれば良いので心理的負担が少ない
- 表面的な対人スキルが磨かれる
- 人と人との繋がりができる
マニュアルに沿って対応すれば良いので心理的負担が少ない
1つ目の理由は今述べた通り、
マニュアルに沿って対応すれば良いので心理的負担が少ないこと
です。
友人との会話に求められるような「頭の回転」や「ユーモア」「対人的な自信」といった要素は不要です。
表面的な対人スキルが磨かれる
2つ目の理由は、
表面的な対人スキルが磨かれるから
です。
「表面的な」というのは「笑顔・声のトーン・声の大きさ」といったいわゆる「非言語コミュニケーション」のことです。
メラビアンの法則をご存知でしょうか?
コミュニケーションの中で話し手から聞き手に伝わる影響のうち、会話の内容は実は全体の7%ほどでしかなく、「声の大きさやトーンなどの聴覚情報」と「表情やジェスチャーなどの視覚情報」が93%を占めるという研究と実験から導き出された理論です。

「人は話し方が9割」と言われますが、まさにその根拠となっているアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した理論です。
そして、接客業はまさにこのコミュニケーションの93%を占める「非言語コミュニケーション」をトレーニングできる場です。
たとえば、お釣りを渡すときに笑顔をちょっと添えるだけでお客さんが「ありがとう」と言ってくれるようになったり、声のトーンをあげるだけでお客さんの声のトーンも柔らかくなったり。
バイトでそういった経験の場数を踏むことで、次第に友達からも「明るくなったね」と言われるようになるでしょう。
人と人との繋がりができる
3つ目の理由は、
同じバイト先の人と繋がりができるから
です。
バイトの人間関係が楽なのは、
「仕事」という共通の話題がある
ドライな関係でいることもできる
からです。
「仕事」という共通の話題があるので話のネタに困りませんし、あくまで仕事なので終わったらさっさと切り上げても良いですし、学校と違ってドライな関係でいることも問題ありません。
社会に出ると「人間関係スキル」が否応にも求められる
将来のことを考えるのであれば、学生時代のうちに少しづつ仕事的な人間関係に慣れておくと必ず役に立ちます。
社会に出ると、多くの仕事で学生の頃よりも高い頻度のコミュニケーションが求められます。
個人的な印象としては、求められるコミュニケーションのレベルが上がるというより、頻度が増えます。
やはり組織の一員として動く以上、他との連携が非常に重要になってくるからです。
社会人になってから「こんなはずでは」と苦しい思いをする前に、ぜひトライしてみては?
というのが僕のアドバイスです。
キャリアに影響なく自分の意思でバイトを転々とできるのは、学生のうちだけですよ!
おわりに
この記事のおさらいです。
- 「人と会うこと自体が大きなストレス」な引きこもりタイプ
→直接人と関わらない裏方の仕事 - 「人前や大人数で話すのが苦手」なタイプ
→マニュアルのある「接客業」 - マニュアルのある接客業をおすすめする理由
1. マニュアルに沿って対応すれば良いので心理的負担が少ない
2. 表面的な対人スキルが磨かれる
3. 人と人との繋がりができる - 社会に出ると「人間関係スキル」が否応にも求められる
接客業はその良いトレーニングになる
それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!
「コミュ障で対人関係が苦手…どんなバイトを選べばいいのか不安」