ゴリラズ『Feel Good Inc.』歌詞の深い意味を海外記事から解説!

こんにちは!kei_tamです!

このブログでは、洋楽の曲にまつわる考察や英語学習に関する情報を発信しています。

今回紹介するのは、ゴリラズの代表曲『Feel Good Inc.』です。

「この曲はどんなことを歌っているの?」
「この曲にまつわるストーリーを知りたい」
「好きな曲だから英語の勉強に活かしたい」

そんな疑問を、海外記事からの情報をもとに読み解いていきます!

ゴリラズ『Feel Good Inc.』歌詞の深い意味を海外記事から解説!

【曲解説】架空の組織フィール・グッド・インクに操られる人々をめぐるストーリー

“Feel Good” = 気分がいい
“Inc.” = 会社

この曲における”Feel Good”は純粋に「最高!」「ハイな気分」というより、洗脳によってそういった気持ちに「させられている」という意味合いです。

Feel Good Inc.は怪しい宗教に似ていて、内部にいる人に対して「自分たちは自由を与えられているんだ」という刷り込みをしていて、ボーカルの2-D(デーモン・アルバーン)たちはボス(ラップ担当のDe La Soul)の言いつけに従い、歌を通して組織内の人々に刷り込みを行う役目を負わされているという設定です。

ただし、2-D自身はその役目を果たすことへの葛藤を抱いていて、窓の外に憧れを見る。
というストーリーの歌詞となっています。

それでは歌詞をみていきましょう。

【歌詞の解説】

この曲は大きく分けて3つのパートに分かれます。

Aメロ = 2-Dによる民衆への扇動
②サビ = 録音されたカセットテープの音声
③ラップ = ボス(De La soul)による言いつけ

Aメロ = 2-Dによる民衆への扇動

City’s breaking down on a camel’s back
They just have to go ‘cause they don’t know whack
So while you fill the streets, it’s appealing to see
You won’t get undercounted ‘cause you’re damned and free

camel’s backは“the straw that broke the camel’s back”ということわざを指していて、「小さな麦がきっかけで大きなラクダのこぶが壊れる」つまり、小さなことがきっかけで大きなもの=都市が崩壊していく様を表しています。

(Feel Good Incに所属していない)世界は崩壊しかけている。
でも君らは安心して街を歩いて、僕らが自由だってことをみせつけるんだ

といった内容です。

「Feel Good Incに属している限り自由は保証されている」という人々への洗脳を担っているのがゴリラズという設定ですね。なので2-Dはメガホンを取って人々に呼びかけます。

ただ彼は寂しそうに窓の外を見つめる。
彼の本心は違ったところにあるのです。

それが次のカセットテープに吹き込まれた内容です。
(組織にバレないように本当の気持ちはテープに吹き込んでいる)

②サビ = 録音されたカセットテープの音声

Love forever, love has freely
Turned forever you and me
Windmill, windmill for the land
Is everybody in?

「愛こそが本当の自由、それは僕らで回していくもの
風車を回して自由に飛んでゆこう」

空飛ぶ風車の大地こそ2-Dの理想の地(天空の城ラピュタへのオマージュだそうです)。

そこには自由に音楽を奏でるNoodleの姿があり、これが2-Dの思い描く本当の自由、というわけです。

③ラップ = ボス(De La soul)による言いつけ

Play these ponies at the track
It’s my chocolate attack
Shit, I’m steppin’ in the heart of this here (yeah)
Care Bear rappin’ in harder this year (yeah)
Watch me as I gravitate, ha-ha-ha-ha-ha!

この部分は韻を踏んでいて意味も難解なので断片的にお伝えします

バンドをコースに並んだ「ポニー」や子供向けコミックに登場する歌う熊のキャラクター「CareBare」に例えていることから、ボスに飼いならされた存在であることを表しています。

そしてボスの”chocolate attack”民衆に与えるアメとして使われている。

「いかに自分が強い存在かを見せてやる!ハッハッハ!」と高らかに笑う、といった感じです。

Gon’ bite the dust, can’t fight with us
With yo’ sound, you kill the Inc.
So don’t stop, get it, get it (get it)
Until you’re cheddar head
And watch the way I navigate, ha-ha-ha-ha-ha

俺と争うなんて無駄なことはするな(can’t fight with us)
倒れるまで働き続けろ(bite the dust)
さあやれ!やれ!(get it! get it!)
俺が導いてやる(navigate)

といった内容です。

架空の組織Feel Good Inc.はもちろん現実社会への皮肉

このFeel Good Inc.が比喩として表しているものは何でしょう?

①音楽業界への皮肉

一つには、ひたすら民衆のニーズを追い求める音楽の商業化への皮肉と解釈することができます。

この場合、

Feel Good Incは音楽会社
ゴリラズとそこに暮らす人間たちはアーティストとファン
Noodleはそういった枠組みの外にいる孤高の存在

と考えることができます。
本当はアーティスト自身の芸術性の追求したいのに、商業的に成功する歌を作ることを強いられるアーティストと、そうして生産された音楽を聴いてFeel Goodなリスナー。

2-Dが思い描く理想は風車を原動力に浮かぶ小さな島のような場所。
しかし、そんな理想の地にも会社が送り込んだヘリコプターが迫る、という構図です。

②大衆に迎合するポピュリズムへの皮肉

この場合、

Feel Good Incは政府
ゴリラズとそこに暮らす人間たちは国民
Noodleはそういった政争から離れた場所に暮らす存在

と解釈できます。
世界は崩壊しかけているのに、自分たちは守られていると錯覚してしまうといった感じです。

まとめると

映像や歌詞だけ見ると、自分たちとは関係ない、宗教じみた組織のように思えますが、実は知らず知らずのうちにすでに取り込まれている可能性があるよ、という示唆でもあるように思います。

洗脳という手段によって。

いい例えではないと思いますが、
ナチスドイツも国民から選ばれ支持された政権だったのです。

インターネットの時代にあって、思考停止状態で世の中の意見に従っているとミスリードされてしまう可能性があります。
自分の頭で考える必要性を訴えているようにも感じました。

深いですね。

【英語力アップ】英語学習に使えるFeel Good inc.についての記事3選

Reading Writing

曲に関連した、リーディングの学習に役立つ英語記事を3本ご紹介します。
これまでに紹介した内容もこちらの情報を参考にしています。
記事内容の簡単な概要もつけています。

  1. Genius – Feel Good Inc. 【500文字】
    この曲に関する歌詞と簡単な解説が載ったページです。
  2. Wikipedia –Straw that broke the camel’s back 【2400文字】
    歌詞の中に登場したことわざ”Straw that broke the camel’s back”に関するWikipediaのページ
  3. Medium.com- “Feel Good Inc.” explained 【6000文字】
    この曲の歌詞について「音楽業界への風刺」という視点で解釈を論じた記事。歌詞の意味を細かく分析していてまるで論文のよう。かなり読み応えがあり面白いです。

記事内容の要約を英語で書き起こしてみれば、Writingの練習にもなります!

このブログでは、この曲以外の様々な曲についても順次紹介してます。
ぜひ他の記事も見ていただけると嬉しいです!

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それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!

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ケイタム
1990年2月生まれ みずがめ座 経歴:早稲田大学→音響系EC会社の海外調達部署→Web広告代理店にて広告運用 趣味:音楽、競馬、読書、カメラ、アウトドア、ラーメン屋めぐり 好きなアーティスト:スピッツ/King Gnu/サザンオールスターズ/Fishmans/きゃりーぱみゅぱみゅ/The Beatles/Jamiroquai/Two Door Cinema Club/Oasis/Friendly Fires/Foster the People/Grouplove/ワインレッドの心 好きな馬:キセキ