『英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法』レビュー

こんにちは!kei_tamです!

今回は海外留学経験なしで3年半で通訳者デビューを果たすなど、国際的な通訳者として活躍する小熊弥生さんの本『英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法』のレビューです。

ジャンルとしては英語学習法の本に入るのですが、普通の英語学習本と異なります。
この本から学べるのは、英語を身につけるのに必要な「姿勢」。
メンタル的な部分です。

こんな人に読んでほしい
  • 英語を身につけたいとは思っているのだけれど続かない人
  • 成し遂げたい夢があり、そのために英語力が必要な人

『英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法』レビュー

小熊さんはもともと、海外経験もなくTOEICも200点台という「英語ができない日本人」でした。
そんな状況から翻訳者という夢を描き、行動から意識を変えていくことで国際的な翻訳者になった努力家です。

小熊さんがこの本を言いたいこと、ひいては生き方を一言で表しているなと感じたのは以下の言葉。

『明確に目標を立て、その目標に合わせて学習したときに夢がかなっている』という法則に気づいた

これを英語学習で陥りがちなパターンに当てはめたのが下記の一節。

『「英語をなぜ勉強するのか」「英語で何をしたいのか」「そのためにどんな英語力が必要か」といったことを整理しないまま、「英語ができたらいいなあ」と思っている人は、驚くほどたくさんいます。そういう人が気力を奮い立たせて勉強しても、勉強法が目標と合っていなければ望む結果はなかなか得られません。これでは、挫折するのも当然です。「英語が身につかない」「やってみたけれど挫折した」という人が多いのは、「目標設定」と「自分の目標に合った学習プラン作り」が抜け落ちていることが原因です。』

まず必要なのは「目標」。
そしてその「目標」から逆算して今必要なことを勉強すれば、やりたいことは叶うということです。

この言葉を読んで、「まさにその通り!」と思いました。
「やるべき理由」「どうなりたいか」が明確にイメージできない状態で走りはじめても、ゴールのないマラソンみたいなもので、スタートダッシュは決められても途中で心が折れてしまうのは目に見えています。

とはいえ「どうしてもやりたい目標なんてあれば苦労しないよ!」という声もごもっとも。

そこで僕がここにつけ加えるとしたら、
「目標」を「何にワクワクするか」「何にあこがれるか」に言い換えてもいいのかなと。

英語に興味を持ったきっかけを思い出す

あなたが英語に興味を持ったきっかけはなんだったでしょうか?
「海外旅行に行ったとき現地の人と会話してみたい」
「英語の記事を辞書に頼らず読み切りたい」
何か具体的なイメージがあったのかなと思います。

著者のように通訳者になるとか、大きな目標である必要はまったくありません。
たとえ小さくても、その目標を達成するために頑張るというので十分すぎる動機だと思います。

仕事で使うのであれば、TOEICの点数を上げることを目標にするのも良いですね。
やはり具体的な数字を追いかけるのはモチベーションになります。

使える英語を身につけるために必要な4つの要素

著者が主張する英会話力を身につけるために必要な要素は下記の4つ

  1. コミュニケーション力
  2. 背景知識
  3. 外国人に対する積極性
  4. 立ち直りの早さ

単語力とかリスニング力とかではないのがポイントです。
そういった勉強としての英語は他の本でいくらでも語られているのですが、こういったメンタル的な部分を語る本は少ないので貴重です。

受験勉強と異なる英語勉強法

英語を学ぼうという場合、「単語集を買ってきて覚える」「長文を読んで訳す」「リスニング教材を聞く」「文法の問題を解く」「英会話学校に通う」など、受験勉強で身につけた〝英語の勉強法〟の延長で「何をやろうかな」と考えてしまいがちです。

著者はこうした英語=勉強という固定観念を外すのがまず大事なのだと説きます。

『勉強は苦労してこそ結果が出るもの』という思い込みを払拭する
自分の好きなこと、得意な分野で英語を勉強する

なぜなら、
英語とはあくまで「ツール」だから。

ついつい「英語を話せたらいいなぁ」という漠然とした理想を描きがちですが、その先にある「英語を使って何をしたいか」ということの方がずっと大事。
英語を話せるようになったその先がイメージできれば、それがさっきお伝えした「ワクワク感」になり「目標」となって英語学習のモチベーションを加速させます!

ウォルト・ディズニーの言葉

最後に、本の中に登場したウォルトディズニーの言葉を引用します。

“Ifyoucandreamit,youcandoit.”(人間は、思い描けることは実行できる)”というウォルト・ディズニーの言葉があります。これは、「実行できない夢はそもそも思い描くことすらできないものであり、夢を思い描けたなら、それはその人に達成する能力があることを意味している」ということです

改めてになりますが、
この本が伝えたい一番大事なことは「目標」の設定です

さて「目標」を設定できたらどうすればいいか、
それはこの本の中に書いてありますので、ぜひ読んでみてください!

それでは、みなさんの人生が前向きになることを祈って!
See you next time!

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ケイタム(ハジメ)
1990年2月生まれ みずがめ座 経歴:早稲田大学→音響系EC会社→Web広告代理店にて広告運用→Web系スタートアップ 趣味:音楽、読書、チャイ、競馬、アウトドア、ラーメン屋めぐり 好きなアーティスト:スピッツ/くるり/サザンオールスターズ/Fishmans/The Beatles/Jamiroquai/Copeland 好きな馬:キセキ